らくがき帳の思い出
らくがき帳といえば・・・
私の母はリュウマチで体が自由に動かないのですが、少しでも孫と関わりたくて、大量のらくがき帳を購入して、孫がやってくるのを待ってくれていました。孫守ありがとう。
うちのこの場合、
おばあちゃんと絵を描いたんだよーーって持ってくる絵が「真っ黒」。いつも真っ黒。
妹の子どもたちは、キレイに描かれているのに、なんでーーー。
私、ちょっと、心配になりました。
幼稚園で描いている絵も、画用紙いっぱいに真っ黒の絵が描かれているので、他のお母さんたちが見たら、きっと、うちの子、何か問題を抱えているのではないかと思ったかもしれないのですが、そんな心配をすることもなく、真っ黒の絵の前で、親子の会話が弾みました。
それは、私の母のおかげ。
はじめて、真っ黒の絵を見てショックを受けている私に、母が、どうして真っ黒になってしまったのかを教えてくれました。
うちの子は、お話好きで、自分で考えた物語を、用紙いっぱいに描いているうちに、話がどんどんふくらんでいって、いろいろ描き込んでいくうちに、真っ黒になってしまうらしいのです。
普通なら、途中で、別の紙を渡すところなのでしょうけれど、私の母は、子供の手と口が止まるまで、自由にさせてくれたようです。きっと、聞き上手の母に、たくさん、たくさん、いろんな話を生き生きと語ってたんでしょうね。
ああ、私も聞きたかったよ(笑)
そんなわけで、幼稚園で真っ黒な絵を見ても、子供に、どんな話なの?と聞けば、そりゃもう、いろいろ話してくれました。よくもまあ、そんなに話が出てくるね、と、最初は感心していた私ですが、そろそろ、止まらないかなぁと (^^ゞ
よくもまあ、こんな、支離滅裂な話を、最後まで聞いてくれたなぁと、母を尊敬しました。
2015/08/18 up