I want...

I don't care what people say about me, I just do what I want.
人々が言っていることを気にせずに、私は自分がやりたいことするよ。

中小企業は給料が悪くて、労働条件がしっかりしていないという、二極化の社会構造が日本だけではなく、世界の暗黙のルール

中小企業の定義は → 中小企業庁で
たとえば、小売業の場合
資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は常時使用する従業員の数が50人以下の会社及び個人ということになっている


私、最初にこの定義を見たとき「50人」でも中小企業なの?って思っちゃったんですね。あ・・・うちは「零細企業」なのかと(笑)でも、調べてみたら6人以上20人以下のところは「小規模企業」っていうんですね。そっか、うちは「小規模企業」なのか。

中小企業こそ、大企業と同じ条件にしないと


中小企業は、資本力や抜きんでた“儲かる仕組み”を持っていないために、働いている人間に、どうしても負荷がかかる構造になってしまいます。
いわゆるマンパワーが売上げと比例しやすいので、極論を言わせてもらえれば、安い労働力で、どれだけ高い利益を出せるかということが、中小企業の勝負どころになってくるところがあるんですね。

つまり、大企業は給料が高くて、労働条件もしっかりしていて、中小企業は給料が悪くて、労働条件がしっかりしていないという、二極化の社会構造が日本だけではなく、世界の暗黙のルールとなって、今までずっとまかり通ってきた。

しかし、最近、その暗黙のルールが変わりつつあります。


不当な残業をなくして、労働条件を平等にして、働く側の立場を強化するというルールが、新たに社会に組み込まれ始めてきました。
おそらく、この流れでいくと、大企業だけではなく、中小企業に対しても、本格的に「従業員に無理して働かせたらアウト」という状況になると思す。

しかし、中小企業というのは、毎年、売上を伸ばし続けなくては成り立たない存在でもあります。
借りているお金を返したり、設備投資をしたり、広告費を投下したり、新規で人を雇用したり。このように、売上げを「右肩上がり」にしなければ、組織の存続がすぐに困難になってしまうという貧弱な基盤の上に成り立っているのが“中小企業”なのです。

だから、常に企業というのは“無理をする”ということを強いられる場であるということは、多くの人が理解する必要があると思います。

そもそも「お客様に買ってもらう」ということ自体が、消費者に無理強いをさせている行為なわけですから、売り手側は、なにかしらの“無理”をしなくては、お金儲けという事業は成立しなくなるものなのです。

そして、ここで、大きな矛盾が生じてくるんですね。無理をして売上げを伸ばさなくてはいけない中小企業と、無理をして働かせてはいけない中小企業の従業員。

労働時間が短くても、効率よく仕事をすれば問題ないという人もいますが、残念ながら、人の能力は平等ではありません。時間が短くても仕事ができる人もいれば、当然、ひとつの業務をこなすのに時間がかかる人もいます。それを平等な時間で仕事をさせようとしているのですから、当然、要領の悪い従業員は、業績を予定通りにあげられなくなってしまいます。

まして、大企業の従業員に比べて、仕事の処理能力の劣る従業員を抱えてしまった零細企業の場合、従業員の働く条件を尊重し過ぎてしまうと、この矛盾に耐えることができなくなってしまい、業績を急激に悪化させてしまって、消滅する可能性が出てきてしまうわけです。

「労働者の権利を守れ!」といっておきながら、売上を作る仕組みを守ることをおざなりにしてしまうと、結果的に、会社が消滅してしまって、労働者の権利すら守れなくなってしまうというのが、今の中小企業の抱えている“矛盾”だったりするんです。

「労働者を守る」ということと「売上を伸ばす」というのは、相反するものなのです。


そして、この相反するものを、うまく飲み込んだ企業が、向こう10年、20年と勝ち続ける企業になっていくんだと思います。
効率のよい新規事業を立ち上げるのか、それとも、外部の事業者に仕事を回すか、はたまた、従業員をリストラして事業を縮小するのか、何かしら、大胆な労働改善策を講じることが、中小企業にとっての急務だったりします。

先述したように、中小企業は働く人への依存度が高いビジネスですから、裏を返せば、働く人の幸福度を上げることは、長い目で見て、必ず売上にも直結することになりますからね。面倒なことは、早めに手を着けたほうが、あとあと楽になると思います。

「人」がいないと成り立たないを実感したこと


本来、大企業というのは「人を育成する」役割もあると思うんですよね。ところがバブルが崩壊し、リーマンショックを経験し、大企業の採用の仕方も変わってきて。
大企業の良いところは、能力が落ちる社員がいたとしても、その社員を他の社員がフォローしあっていけるところじゃないのかな?と私は思っているんですね。
それと、新卒の子たちの新人研修とかも大企業の役割だと思っている。
それも大企業の社会貢献だと思うんですよね。(^_^;)\(・_・) オイオイ
そして、中小企業や小規模企業は、そういう研修を受けてきた子を即戦力をかって採用するわけです。
いいシステムだったなぁ。

ところが、最近は、大企業が即戦力を求めちゃって、今までお金をかけてやってきた新人研修(とくに社会人とはこうあるべき)をしなくなってしまったようで。中途で採用したのに、社会人としてのイロハが出来ていない子が入社するようになってきた。 え?そこから、話さなければいけないの?人材育成に時間をかけなくて良かったうちの会社も人材育成をしなければいけなくなってきたなというのが十年程前から。

それよりも、なによりも、売り手市場で人がなかなか入ってこない。いっておくけど、うちの会社、大企業よりもホワイトだよ(笑)お給料は安いけど(泣)根本的に人が来ない理由って「お金」だわね (^^ゞ

やっと新しい子が入ってくれたと思ったら、これが使えない。5年以上も臨時で働いていたけれど、社員になれなかったという話しで……まあ、経営側からすればお察しなんですが、こちらも、ともかく人手が欲しくて、ダメなところは育てるって覚悟を決めて採用してみたら……やっぱりねという結果に (^^ゞ
他の子も似たり寄ったりで(職安の求人に来る人たちってこんなのばっかりなの?というか、今、仕事にあぶれている人達って、、、ゴニョゴニョ)
半年間、私が手伝って、なんとか、人員不足を補ったというかなんというか。そもそも、私が、事務職に就けばいいでしょって話しではあるけど。
会長の使えないわがまま娘が乗り込んでは、みんな、やりにくいでしょ(笑)私もヤダし。


まあ、こんな時のための私の存在ということで(笑)

ようやく、いい子が入ってくれてホッとしているところです。
前回、営業で採用した子も、今回、事務で採用した子も、四年大学卒業。うぉぉぉ、うちのような会社でも四大卒の子が入るようになった時代なのかぁ。
しかも、四年大学を出ているだけあって、「あ」といえば「いう」と応えてくれる。なんだ、この反応の良さは(笑)ダテに4年も勉強してきたわけじゃないんですね。

世の中、学歴じゃないって言うけれど、そうだけれど、教える側からすると、やっぱり、学歴だよ。「あ」と言って「いう」って応えてくれるんだよ?今まで「あ」って言って「???」って感じだったらまだマシ「!”#$%&」みたいな返答がかえってくると、どうしろと?まあ、時間をかければ、それでも、なんとかなる子とならない子と。まあ、ならない子は辞めていくけど。

今いる子たちは、みんな、いい子なので、長く勤めてもらいたいなと。じゃないと、また、私が手伝いに入らないといけなくなっちゃうし。
(^_^;)\(・_・)
オイオイ問題はそこか?
(・・)(。。)
ええ、そこですよ。私が手伝わなくていいということは会社がうまく機能しているってことなので = 安泰 なんですから

そのためには「人」を大切にする会社であるべきと思っているんです。大企業と違って、すぐ、良い人材が入ってくるとは限らないから。
そして、その「大切」の部分は何かといえば、やっぱり、働いている人が「幸せ」であることだと思うんですね。
その「幸せ」という部分には、会社が長く続くことということも忘れてはいけないことなんです。


2017/01/13 up
Work-1 > BACK ← → NEXT
▲top