I want...

I don't care what people say about me, I just do what I want.
人々が言っていることを気にせずに、私は自分がやりたいことするよ。

本当に”ゆとり世代”は仕事が出来ないのか

“ゆとり世代”って? “ゆとり世代”とは、1987年以降に生まれた人たちのことを意味します。


「ゆとり」とかは関係ないかな


事務の子から退職願が。。。

会社の一番忙しい時期に突入する直前に辞められると、かなり厳しい…という、私個人の思いはおいといて (^^ゞ
事務の場合、仕事を任せられるようになってきた3年目が一つの区切りですよね。次は5年、7年って感じかな。それ以上になると、年齢的に転職が厳しくなってきたりするので、悩みますよね。
私もそうだったな。

本当に“ゆとり世代”は仕事ができないのか?

いままで、いろんな人を見てきたけれど、「ゆとり」とかは関係ないかな。どちらかというと、仕事を教える人や引き継ぐ人の指導スキルの問題の方が大きかったな。
私、自分と同じ能力を求めてしまうという失敗を何度も繰り返しました。今なら、ああ、指導スキルがゼロだったんじゃ…と。 というわけで、「ゆとり」かどうかは関係ないかなと思うようになりました。

20代のほとんどが”ゆとり世代”

週休二日制が導入されて、円周率を「3」で計算したり、通知表が相対評価から絶対評価になり、教育方針がいろいろ変わったことに影響を受けた人たちが、今、20代のほとんどを占めている状況なんですね。
彼らは、あまり人と競争する教育を受けてこなかったので、「結果」で評価されることを嫌がる若者だと言われています。
だから、怒ったり注意したりすると、すぐにふて腐れて拗ねてしまって、会社を休んだり、こなくなったりしてしまうそうなんです。
また、ゆとり世代は、物心ついたときには身近にパソコンがあり、高校生の頃にはスマホがあったりしたので、困ったら、すぐに検索して調べるという習慣が身についています。
だから、情報を与えたら「考える」という行為が身についていないから「自分の考えを言ってください」と言うと、すぐに言葉に窮したりしてしまうと言われています。

他にも、ゆとり世代は、世間ではこんな評価をされています。

根拠のない自信がある
「してもらって当たり前」だと思っている
すぐ挫折する
他人や環境のせいにする
会話がはずまない
ひとつひとつ説明しないと次の行動がとれない
こんな厳しい評価を受けてしまっているので、40代以上の団塊ジュニアの世代の人達からは「だから”ゆとり世代はだめなんだ”と、言われてしまっているのです。

本当にそうなのか?

最初は、そうか、そうかと思っていましたが、我が子もゆとり世代だし、これから入社してくる子もゆとり世代なので、自分の子を見ていると、ゆとり世代はこうらしいと一般的に言われていることは当てはまらないなと(親ばか)。
というよりも、ゆとり世代の特長って、私のこと?って思わなくもない(元祖ゆとり?)。うちの会社の若い子達は、私なんかより、人間スキルは上ですし。
つまり、年齢なんか関係ないんですよね。問題は、その人自身です。
私が若い頃、上司にダメダメとダメ出しは何回も出されたし、今の若い子はダメだっても何回も言われたし、あの頃の人達からしたら、私も「ゆとり」でした。新人類って言われてましたね。
時間をかけて、いろいろ経験して、経験スキルが上がってきたから、それなりに仕事ができるようになっただけのこと。
これからの若い子たちも、人生を積み重ねれば、スキルはどんどん上がっていくわけですよ。
そんなことに気づいてからは「今の若い人達は」って言っても、自分がダメだと言っているだけなんだなと気づきました。結局は、私の教え方が悪くて、その子が私が目指すスキルに到達できていないだけなんですよね。

私は仕事ができる!私は厳しい社会を生き抜いてる!

とかって自分を評価していたことがあったのですが、これ、単に、若い頃、仕事ができなくて、まわりの人がフォローしてくれたことなんかすっかり忘れてしまって、自分を美化していただけなんですね。

20代30代の上司が50代

今の会社って、景気が悪くなってから、雇用を控えた結果、中間層が欠落してしまっていて、20代の上司が50代っていう構造があって、これでは、親子ほどの差があるわけだから、話が合わなくなってくる。
バランスとしては、5歳刻みで役職がつくピラミッド型かいいとされていますが、20~30歳の年齢差があったら、そりゃ、考え方もガラリと変わりますよね。
それに、かつてのように、セールスすれば売れた時代は終わっている。それなのに、自分が売れた頃と同じモノを求める。売れるためにはどうしたらいいですか?って聞かれても、答えられない。
SNSの普及で、世の中が、ますます、複雑になっている。SNSとかLINEとか、知らない人も多い。聞いたことはあるけど、自分が使ったことがないのは「悪いモノ」みたいな感じ。
実は“ゆとり世代はダメだ”と評価している40代、50代の団塊ジュニア世代の人たちのほうが、今の仕事に“ゆとり”がないから、すべてを“ゆとり世代”のせいにしているだけなのかも。
“ゆとり世代”にかっこいいところを見せなきゃですよね

昔から、そんなに変わっていない

怠ける奴は怠けるし、仕事はできる奴は仕事をしっかりする。
これって、どんな世代の人達にもあることなんだと思うんですよ。昔から、変わっていないと思うんですよね。
いつの時代も、若者批判はあるわけなんです。
だから“ゆとり世代”というくくりで判断するのではなく「人」として正面から向き合って指導していかなきゃならないな…と、反省したりしつつ振り返ってみました。
できれば、3年ではなくて、5年くらいまで働いてもらえるよう、働きたいなって思ってもらえるような組織作りが大切なんですよね。
“即戦力”という言葉を使って、プレッシャーをかけるのはやめなきゃね (^^ゞ
即戦力にしたければ、上司である自分自身が、もっともっと身を粉にして、教育に携わっていかなければ・・・面倒 (^_^;)\(・_・) オイオイ
“人を育てる”ということが、昔よりも格段に難しくなっているのは、景気が良かった時代に、部下を育てなくても売上を伸ばすことができて、人に教わった経験のない40代が増えてしまったことも一因なんでしょうね?
だから、苦労しながら、育てるスキルを上げていこうと思います。かなり上がったとは思うのですけどね。
自分の子どもを育てるのも大変だったんだもの、他人を育てるのは、もっと大変なのは当たり前。

「人を育てるのは大変だ!」

肝に銘じておきます。


2017/01/13 up
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