I want...

I don't care what people say about me, I just do what I want.
人々が言っていることを気にせずに、私は自分がやりたいことするよ。

求人は人気投票

仕事を求めている人、一人あたりに何人の求人があるかを示す有効求人倍率が、バブル期最高の1.46倍を超え、高度経済成長期直後の1974年2月以来、43年2ヶ月ぶりの高水準です。 正社員に限った有効求人倍率も0.97倍に上昇し、雇用形態別の集計を始めた2004年以降で最も高くなりました。


2017年も中小企業は人手不足で頭を抱え込んでいる


うーん。即戦力を低賃金で雇いたいので、希望者がきません (^_^;)\(・_・) オイオイ 
大きな所はどうなの?って聞いたら、どこも、似たような感じみたいで。
求人倍率が高いということは、それだけ、人手不足ってことで、企業では多くの労働者を求めているから経済が活気があると考えられているけれど、その考え方、どこか、間違っているんじゃないの?
そもそも、働ける人が少なくなっているわけだし。

事務の子から退職願が提出されたので、、、ハーローワークに行ってきたら、今、県内の求人倍率は1.8倍と言われてきたそうです。ということは、、、ちょっと、心配になってしまいましたが、事務職の求人倍率は0.5倍だそうです。
いい子が来てくれるといいです。


ニュースを見ていると、中小企業にとって、つらい時代になってきました。電通さんで話題になった「残業」の問題。大企業は何とかなるのでしょうけれど、中小企業はマンパワーが全て。人を増やすことができないので、1人1人の負担が増えてくる。残業時間だけでなく、お給料のことなど、問題がいっぱいです。


前社長時代は、残業するなって言っているわりに、定時で帰ると、露骨に嫌な顔をしてました。残業=仕事をしているみたいな評価だったように思います。仕事を休ませてくださいっていう電話が入るとムッとするし。そうなると、定時で帰りにくい、調子が悪くても休めないという事になってしまいます。


そういう時代だったんだと思います。私が最初につとめた会社(大手)の新入社員研修会では、「有給休暇は、自分の好きに取得できるものではありません」「私用という休暇願は受け付けられません」って最初にきつ~く言われました。大企業でさえそうだったのだから、中小企業は、もっと、当たり前なことだったのだと思います。


それが、変だよって思えて、変えられるかどうかは、トップの人がどう考えているかなんですよね。


現社長になってから、もともと、社長が残業嫌い残業というより仕事嫌いということもあり、残業しないようにと何度も言ってるし、本人も社員全員が営業から帰ってきたら、とっとと退社します。社長が仕事をいつまでもしていたら、社員は帰れませんよね。数年前から、残業をしない人を表彰して報奨金を出すようなりました。残業しない人が残業する人よりもお給料が少ない上に認められないって変ですものね。少しずつ働き方改革をしているようです。有給休暇の取得も取得する人が増えてきたような気がします。お給料が低い点を除いたら、働く環境はホワイト企業だと思います。働いている人がどう思っているかはわからないのですが……


会社の働き方は、すぐには変えられなくても、少しずつ改善しようという気概は必要だと思います。とっくにトップの意識改革は、重要ですよね。


2017年も中小企業は人手不足で頭を抱え込んでいる

求人広告を出しても、人が来ない。
面接をやっても、ろくな人が来ない。
時給が高騰して、高校生すらバイトで集められない。
なかなか厳しい状況が続いています。やはり「労働人口が減った」ということが一番の要因だとは思いますが。
それ以上に、働き方についての考えが、昔と変わってきたのだと思います。昔なら、職に就いていないと肩身が狭いということもあって、とにかく働けるならどこでもいいという考えで仕事を決めていた人もいたと思うんです。
今は、「どこでもいい」よりも、とにかく、自分の基準をクリアーしていない会社は、リストからハズされていく。
だから、少しでも不利な条件を抱えてしまうと、ピタリと小さな会社の求人が止まってしまうんですよね。


ときにはエゴサーチも必要?


これだけの情報社会、ネット上にある自分の企業の評判もチェックしたりすることも必要なのかもしれません。とかく経営者は、自分の会社はすごい!と思いがち。それはそれで大切なのですが……。たまには、自分の会社の評判が客観的に見つめることも必要だと思います。
SNSで経営者や従業員が、どんな情報を発信しているか
競合他社の求人内容に見劣りしていないか比較してみる
悪い評判を見直そうという姿勢も大切なのではないでしょうか。エゴサーチになれている人は問題ないですが、ネット情報の取扱方がわからない場合は、あまりオススメできないかもしれませんけど。


求人」は経営者にとって、いわゆる“人気投票”みたいなもの


求人が集まらないと言うことは、それなりにショックが大きいことでもあるんですね。
しかも、働き手が集まらないということは、「自分の会社には働く魅力がない」ということになるので。

時給があげられないビジネスそのものの構造
労働条件を改善できない会社の事情

零細企業にとっては、どうすることもできない事情で、求人が来ないことが多いです。
大企業のように、ネームバリューがある会社なら、それだけで人が集まりますが、零細企業のように、あまり知られていない会社、あまり知られていない職種だと、いかに人目につくようにしていくかもポイントなのかなと思います。
福島県には「酪王カフェオレ」というのがあるのですが、実は、あまりにも身近な飲み物で、身近すぎて、とくに何とも思わずに買って飲んでました(笑)
ご存じの通り、震災と放射能汚染で、いろいろな企業が大打撃を受けました。牛乳もその一つでした。大変だなって思っていたら、ツイッターで連日のように「酪王カフェオレ」が流れてくるようになりました。最初は、震災による酪王乳業応援ツイートだったのだと思います。それが、今は福島県外にまで知名度が上がりました。
どういうことが、企業のイメージアップにつながるのかはわからないけれど、小さい会社だからこそ、企業情報発信をしていくことも必要なのかなと思う出来事でした。
もっともっと「こんな職場だよ」ということを、常日頃から働き手に対して情報発信をしていく必要もあるのかもしれません。

大企業がやってくれたことを中小企業でもやる時代


今までは、大企業がやってくれていた、新社会人の教育。
学校を卒業して社会人になる人を大量に雇って、社会人のための教育をするということを大企業が担ってくれていました。
しかし、長い経済の低迷で、新卒の人を大量に雇用して教育をするという時代では無くなってしまいました。
そのため、中途採用だから、社会の基本知識は知っているだろうと思っていたら、知らないという人が増えてきました。当然、今までやらなくてもよかった「社員教育」をする必要が出てきます。
新卒採用だった大企業が中途採用をするようにもなってきて、そうなると、ますます、零細企業に就職しようと思っている人は減ってしまいます。
このように、「求人の改善」というのは、もっともっと本質的な部分から見直していかなくてはいけないので、付け焼刃で簡単に変えられる問題ではないです。


「サラリーマンも安定した職業じゃなくなってきたよね」


そういう話をしながら不安を抱える人が増えていますが、そもそも“サラリーマンが安定している”なんて時代は、ここ50年ぐらいの話だと思うんですね。
旧石器時代から江戸時代ぐらいまでなんて、雇い主も雇用人も、当然、生活なんて安定していませんでしたし、明治時代や大正時代も、確かに「会社員」という概念はありましたが、戦争などがあって、やっぱり不安定な時代だったと思います。
そして、戦後、昭和に入ってからも混乱が続き、ようやく「サラリーマン」として将来が見えてくる時代になったのは、昭和40年代ごろからと言えるのではないでしょうか?
そう考えると、もしかしたら、「サラリーマンという仕事が安定している」という時代が異常であって、「金を稼ぐということそのものが、不安定」というのが正常値なのかもしれません。
こうやって、時代が元に戻っていくことを考えると、「不安定な収入になる」ということに対して、人間はもっともっと寛容になっていかなくてはいけないのかもしれませんね。


2017/01/16 up
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