年賀ハガキは版画で
子どもの小学校では、毎年、校内の赤ポスト(本物)に年賀はがきを出す行事がありました。ハガキ判の上質紙を購入して、クラスのお友達や先生、クラブの先輩や後輩、通学の班の友達などに出します。
売上の金額は、全額、なんとか募金に寄付しています。
そんなわけで、1年生の時から、校内年賀はがきは版画でと母は決めてました。
大きくなれば、パソコンでサクサクって作ってしまうと思うので、版画を楽しめるのはこのときしかないと(母のブログネタにすると思っていたのは内緒)
そんなこんなで、母の言うことを素直に聞くよい子でしたので、なんの疑問も抱かずに、版画に挑戦してくれました(笑)
さすがに、4年生くらいになると、母も学習して、今年の年賀はがきは何で作るの?って確認すると「版画」と言って、6年間、手作り版画の年賀はがきを出していました。
まわりがステンシルやパソコンで作ったハガキだったので、版画の年賀はがきが目新しかったようです。
●低学年の版画
低学年の子どもに、彫刻刀を渡すのはちょっと怖かったので、1年生の時は、スチレン版画。2年生の時はステンシルをしました。
スチレン版画は、スチレン板に鉛筆やボールペンなどの先が硬いもので描くだけで版画がたのしめる方法です。低学年の版画に最適です。
スチレン板は、食品のトレーでもOKです。
●中学年以上の版画
いよいよ、彫刻刀の出番です。
やすい彫刻刀でもいいのですが、ここは、道具マニアの夫の出番。ちょっと高めで、グリップが握りやすい彫刻刀を借りました。
初めての経験は、できる限り良い道具を与えるというのが我が家の方針です(笑)
やっぱり、良いモノだと、スムーズに作業が進むんですよね。
とくに、小さいときは道具に左右されるなって感じました。
版木は、「木」だと彫りにくいので「ゴム板」です。
版画絵の具は、子どもの水彩絵の具だったり、私のポスターカラーだったり、アクリル絵の具だったり。そのときの、子どもの気分で選んでました。
うちの子は、水彩絵の具よりも、ポスターカラーやアクリル絵の具がお気に入りでした。
理由はよくわかりません。
高学年になると、材料を与えれば、自分で下絵を描いてホリホリしてました。
しかも、その彫刻刀は、もしや私の消しゴムハンコ用のやつじゃないですかね?別に道具なんてどうでもいいらしいです。三角刀さえあればいいんだものね (^^ゞ
あの頃は、ゴム板に色がついていなくて、彫るのに苦労していましたが、今では、色がついているゴム板の登場で、子どもたちの版画も楽にホリホリできるようになりました。
2016/11/08 up